副作用ではなく好転反応

 高麗人参は西洋的な薬物ではないため副作用が無いとは言うものの、過剰摂取による躁状態、低血糖の人の血糖値をさらに下げてしまうことなどもなくはないので、分量には注意する必要があります。
 その上で高麗人参によって一時的に起きる症状の悪化の事はめんげん現象ですとか好転反応と言われます。
 副作用は症状の出た部分とは全く関係無い部分まで悪化したり症状が出たりするのに対し、好転反応はあくまで症状が出た部分限定での一時的な悪化。一番わかりやすいのがインフルエンザなどでの発熱です。あれも体内のウイルスを滅ぼす上での発熱ですよね。同じように好転反応でも体内の毒素を排出する時に、症状が悪化するのです。
 昔、西洋医学が入ってくる前の東洋医学が主体だった頃は、好転現象が見られないものは良い漢方として認められなかったそうです。薬の効き目を見極めるのに、一時的に悪化してスーっとよくなるのを見ていたのですね。
 高麗人参で何かが良くなっていく時にはそういた症状が出ますので、あまり神経質になりすぎないようにしましょう。
 ただし、その悪化した症状が1ヶ月以上続くようなら別の原因も考えられるので、医者に診てもらったほうが良いでしょう。

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